沖縄にもわたしたちの旅の歴史があります。
過去の記事に何書いたっけ、と見直すことなく書いてゆこうとしているので、矛盾があっても、それは時の移ろい。差を楽しむことにしよう。
今回は元旦に出発! の冬の沖縄。お正月を沖縄で過ごすことにしたもの。
新年の、澄んだ東京の空、きらきらと明るい陽の光を受けながら空港に向かい、
非日常×非日常のはずの機内の中、いま操縦士の挨拶を聞いている。2025年1月1日。
チェックイン時にわたしたちは、間違えてJALの列に並んでいたらしく、スカイマークはあちらですよとグラウンドスタッフに右手遠方を指され、なぜか存在するJALの優位性について夫と話していた。
「別にJALじゃないことがどうとかないでしょ」
「いやJALは機内食におせち料理が出るらしい」
「なら尚更わたしたちにとってよかったでしょ」
言いながら、卵成分が機内に充満する危険が回避できたことだろうか、それとも、自分たちだけ食べることのできない切なさを味あわずに済んだからだろうか、わたしはどちらを背景に話しているのかなあとちらっと考えたりしていた。
おせち料理は、わたし自身はとても好き。
特別な食材のお買い物から始まる、年末の、年内最後の仕上げのおせち料理作りというイベントが、子どもの頃の思い出となっているのだと思う。朝から仕込んで1日かけて作ってゆく、そのお手伝いや、そういったもの。
わたしの母はとても料理が上手な人だった。おせち料理はどれも美味しく、毎年これがやってきた! 感をもって少しずつたくさん食べていた。
だから、
カンボジアに住んでいてもおせちを作ったし、
東京に1人で住んでいても作ったし、
子が生まれてももちろん作った。
昔ながらの和食は、卵が使われていないものが多い。
逆に、おせち料理にはというと、卵メインのものをはじめ、次のとおりたくさんあり得る。
伊達巻
だし巻き卵
かまぼこ
茶碗蒸し
お雑煮のなると
わたしの実家メニューではぱっとこれくらい思いつくが
そのご家庭によって、地方によって、方針によって、さまざまあると思う。
子どもたち用にエビフライ、とか。
夜はすき焼き、とか。
アレっ子ちゃんの帰省に親御さんたち皆戦闘態勢となるゆえんに、義か実か問わず、祖父母親戚の好意というものがあるのだが、外注した高級おせちらはその最たるもので、何が入っているかわからないものが載っている食卓に我が子を着かせることになるシチュエーションにも、ひやひや。
前述の実家のおせちに同義で、
わたし自身は親戚らとともにお祝いするお正月が大好きだし、感謝や尊いものとする以前に馴染み深いものでありこそすれ、忌避したい気持ちはまったくなかった。
が、しかしだ。
そのリスクがない今年のお正月は、そりゃあまあ気は楽ではある。
さて
羽田空港にていただける、卵不使用お弁当のご紹介。
お正月と題するにはお正月の食べ物ではないのだが、上記の通り、気楽な移動飯ということでご紹介。
マンカツサンド
肉の万世が出しているカツサンド。
羽田空港1階には、空飯というコーナーでいくつもの種類のカツサンドが売っているのだが、それらはすべて卵使用。
空飯コーナーになくても、某カツ屋さんの出しておられるカツサンドはすべからくアウト。
見つけるたびに一縷の望みと、準備された諦念を持って成分表を確認するのだが、いまのところ、この万世さんのカツサンド以外はお会いしたことがない、卵不使用カツサンド。
そしていつからか、これは息子の好物となり、マンカツサンドが売っている羽田空港、という楽しみの場所になっているのである。
マンカツサンドが売っている場所は数箇所と決まっていて、そのうちのひとつである地下1階のローソンにて購入。
この笑顔のために親はがんばる。だから夫婦ともに肉の万世さんには特別なありがとうな気持ちを持っていて、願わくば今後も、味の改良等でパワーアップしたとて、卵不使用を貫いてくださることを願ってやまない。
いや願うだけではいつか困ることもありうるので、今度お手紙書こう、とか考えている。
ますのすし小箱
富山名物。こちらは300年以上も昔から愛されてきた。大きめ六切れ入りで約千円。一部にさけ・大豆・りんごを含む。
鯵の押し寿司
100年以上の歴史を持つ、湘南鎌倉名物だそう。八貫入りで約千円。一部に小麦・大豆・りんごを含む。
元旦の朝、起きて、早くに家を出た。おせちの代わりに空港のソファで食べる弁当。
それだってわたしたちにはない「特別」だから、それが楽しい。ニヤリ。
こうして無事に、出発前に食事ができたことに、満足して、出発ゲートへ向かう。
追記
沖縄の空港でも卵なしのお弁当早速見つけた! 入ってない!