さていよいよレストランの検索について、です。
かつては、その国に着くまでなるべくガイドブックも、ましてや動画なんて! 絶対に見たくない。と第一印象を大事にしていたわたしも、母となると子を守る猛獣となるわけで、がつがつ情報を漁ってゆきました。
まずカンボジアの頭に切り替えたくて、ひたすら動画を見てイメージを沸かせました。
YouTuberたちの、ここ数年の「カンボジアで見るべき100!」みたいな観光地を紹介するものから、遺跡から、日本語も英語もクメール語も、見つづけて自身を浸し、足取りを考える助けにしました。
そして、Veganの動画を探して、もはや勉強しました。
同じものを3回も4回も見て、どこにどんなメニューの何があるかをたたき込みました。
それから、出てきた店名を検索し、現在も営業しているかどうかを確認して、Google Map上に星をつけてゆきました。
それで、行動する際の距離感を測るのです。
この日はここ。ここで買い物したら、ここに近いから、何時頃にここによって、ああ開店時間が合わなかった。など、経路を巡らせながら、練りました。
カンボジアには、欧米人も多く住んでいます。
かつて、フランスの植民地であった時代の名残はいまもなおあり、首都プノンペンには、食事も食材も建物も習慣も、色濃く文化として残っています。
1970年台からカンボジアでつづいた悲劇が幕を閉じ、発展してきた今も、フランスへ留学した裕福なひとたち、フランスへ難民として渡った人たち、が、帰国し作る美があります。
また観光に訪れる旅人たちは、パンデミックの前の2019年では660万人、2024年でも670万人に回復と、世界中から集まって来ることがわかります。
今回調べてみて改めてわかったのは、観光地の発展とは、ただラグジュアリーなホテルを建てるだけではなく、飲み食いするお店も世界の流行が反映されていることなのです。
たとえば自家農園栽培。
たとえばオーガニック。
たとえばグルテンフリー。
たとえばVegan。
だからわたしたちの作戦としては、キッチンの付いた宿に泊まることは変わりなく、
食料調達は、Veganと、シンプルにお肉を焼くだけのローカルの店と、フルーツ。
それで何とか回るだろう。
そこを軸として、考えたのでした。
よく考えてみると、複雑な調理を行う日本こそが、中に何が入っているかわからないことが多いもの。
シンプルに焼くだけ。って、絶対にある。
だいじょうぶ。
という確信を持って、店を探してゆきました。
あとはスーパーでお肉を買って焼こう。
それを軸にして、押さえておくことにしたのでした。
Veganレストランの検索は、YouTubeで
“Vegan Cambodia”, “Vegan Phnom Penh”, “Vegan Siem Reap”, と国名、都市名、英語カタカナ両方で調べると出てきます。
なかでもおすすめは「Around the World in Vegan Eats」というチャンネルで配信しているイギリス人男女2人組の旅。
比較的新しい動画にこそ、現在営業中のお店もあると思って。https://www.aroundtheworldinveganeats.com/cambodia
それら動画も頼りに見つけた、2024年8月現在営業中のVeganのお店は、このページの最後に載せます。
事前に連絡をして、Veganだし卵使っていないよね、アレルギーなんだけど。念のため確認させて。とお便りすると、70%くらいは感じの良いお返事をいただけて、あとはご覧になっていないのか、返信なし、でありました。
Veganメニューがあるだけなのか、100% Veganなのか、どっち? というところも訊くポイントです。
それから、Veganではなくても、アレルギー対応していただけるところもあります。
他の記事でも書いたことがあるけれど、世界は広い。この食材は食べる、これは何があっても絶対に食べない、という様々な国、地域、宗教、習慣が存在するということ。その360°すべての国からめがけてやって来るのが観光地だとしたら、それらに対応してゆくこそが、ホスピタリティ。と受け入れてゆくのです。「観光地」の意識が成熟してくると、多様なニーズに応えてこそ。という誇りが生まれてくるようです。
だから、ともあれ、カンボジアの若いスタッフからの回答が優しくて温かくて、洗練されて行っているのだなあ。と素直な驚きと喜びを感じました。
順を追って紹介したくもあるのですが、そんな感動を覚えたお店はこちらです。
詳細はシェムリアップ編にて。
ちなみに、値段感は、そのお店が高めの設定なのか安価でいただけるお店なのか、ビールの価格を見ればわかります。
良い比較対象になるので、ご参考にされる方はやってみてくださいませね!
あら、このレシートは読めない。お店も違いますが、イメージとして置いておきます。
Veganのお店は、散々調べて行程にもそこかしこで入れておいたのですが、家族旅行時の「様子見してその場の流れで決める」率は、一人行動のそれより多くて、実は1軒も行くことができなかった!! ので、ここに載せて少しでもどなたかがお役に立ててくださったら嬉しいな、です。
1軒も行くことができなかったイコール、行く必要がなく済んだ、ということでもあります。本当はお肉が好きな我が息子、が食べることができるお店があるならば、その方がハピィ。という結果の表れなのです。
Phnom Penh プノンペン
店の名にある「ボンライ」はクメール語で「野菜」の意。西洋Veganメニューが多く、特にVeganチーズを使ったラップサンドをいただきに行きたかった。
バーガーも餃子もカレーもチーズもフィッシュアンドチップスもチョコレートケーキも、ぜんぶVeganの素晴らしいお店。評価がほとんど★5が付いている。
代表的なクメール料理の「ア・モック」は通常卵を使う。このお店はVegan A Mok、クイティウなどローカルアジアンとヨーロピアンが揃うVeganメニュー。
店名のとおりすべてVeganのインド料理レストラン。マサラドーサだけではなくカレーも種類豊富。彼の国出身のベジタリアンの方も多くおいでで重宝されている。
スムージーとかアサイーボウルとかローカカオとかそういうメニューのようです。パンケーキのオプションにやっぱりeggと書いてあってどきっとします。
メニューに「EggかTofuか選んで」との注釈もあり、VeganとNon-veganが混在するお店かなと思います。
さてカンボジアの都市部では、デリバリーシステムも充実しています。
かつてより下地はあって、割とコンパクトに可動領域がまとまっている街なので、主要レストランは主要地域に配達できる距離だから、というのもあると思います。
あるとき、デリバリー専門の店をまとめたフリーペーパーが小冊子で発行されたときには、やるなあ、と唸ったものです。
それがすべてアプリでできるようになりました。
感染症パンデミックの時期に発達したそう。
この発達、という一言で表す成長は、予想を超えた右肩上がり線だと思います。
IT技術も、広告センスも、一緒にぐーん、です。
あるいは、これも若いエネルギーなのだなあ、とも思っています。
行けない!! その中で、はっと気づいた、じゃあデリバリーだ!!
とホテルまで持ってきたいただいた、ヴィーガンケーキとカフェはこちら。
ライムケーキとマンゴーケーキ。
見た目は、ああ日本のヴィーガンケーキってすごいんだな、と思いました。
カシューナッツを原材料として作ってあって、お腹にずっしり溜まります。