北海道の食材を使った札幌イタリアンのアレルギー対応 2021 Archive_11

Archive 旅アレ2021-2024

注意: 2021年からのアーカイブです。アレルギー表示は新しい情報をお確かめください。

 

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北海道に行ったら食べたいものは何でしょう?

たーくさんある。今回の北海道旅は、初子連れ北海道。子ども目線になったので、夏のあまーいとうもろこしと、美味しいフルーツ、ソフトクリーム、パンをまず探した。

ホテルではなく、キッチンの付いた民家を借りて調理する予定だったから、食材を買うところは確保。こことあそこで何々を買う。お米から野菜、お肉お魚まで計画はばっちり。

 

で、それでもなお行きたい店があるとしたら、どこだろう?

北海道の食材を、プロの手で美味しく仕立てた、ちょっと素敵なところに行きたいなー。

というわけで、フレンチとイタリアンの二本立てで探した。

緊急事態宣言中であったため、候補となったお店何軒かにお電話しても、お出にならなかったり、1カ月先のことは営業しているか、客を見込んで食材をきちんと仕入れることができるか、そういったことから不明であるとおっしゃるところも多かった。何度お電話しても出ないところは、お店をお休みしておいでなのか、あるいはもうやめてしまったのかもしれない。なんて悲しい思いも抱いたりした。

 

そんな中、事前のお電話でも丁寧にお答えくださり、すべて卵なしのメニューに変更してくださるという、リストランテ カノフィーロにランチで伺った。ここは、北海道の恵みをたっぷりいただけるイタリアンレストラン。伝統的なイタリアンの手法と、素材を活かすための新たな技巧とで、北海道産の素材や旬の素材を楽しめるという。

 

来客者はすべて同じコースを選ぶことが必要ということだったので、そこがお電話の時点では迷いの原因だった。3歳の息子が大人と同じ量すべて食べられるだろうか? 量だけの問題でもなく、大人が美味しいと思うものがすべて子どもにとって正であるとは限らない。でも、ま、いっか。きっと美味しいだろうし、だめならわたしが食べる。と決めた。

ちなみに息子は、この、わたしの、「ま、いっか。」が大好きだ。ま、いっか。なんとかなる。

仕入れた食材によってメニューを決めるということだったので、当日行かなくてはわからなかったメニューも、けれど何度かやりとりさせていただいたお電話では、卵は抜いてくださるし、子どもの食べられるようなアレンジにしてくださるとのことだったので、

……よく考えたら、もうその時点でパーフェクトだよね。

 

着いた瞬間から恋に落ちたお店。

あーひさしぶりだな、こういうの。って思った。子が生まれてからはなかなか簡単に行けない「素敵なお店」。プライベートの個室を取っておいてくださった。

お子様がご自由にされても、ほかのお客様には聞こえません。と、おっしゃってくださる支配人。ウィンクしたか、しなかったか。でもそんなかんじでにっこりなさっていた。ちょびっとだけおしゃれしてきてよかった。そうそう、こういうのがしたかったんだ。

と、いい気分になり、まずいただいた飲み物は、北海道のラベンダーティー。きりっと冷えて、強くラベンダーが香り、なのにものすごくすっきりしたアイスティーだった。どちらかで買えるものなら買って帰りたいと訊いたところ、お店のオリジナルブレンドだそう。緊急事態宣言でお酒が出せなくなり、お店のみなさんで試行錯誤し開発したお飲み物だそう。

さっそく北海道を味わえて、うれしくなったところにお料理が始まる。

 

子の分だけでなく、親のもすべて卵なしにしていただいた。

なんていうか、概念では、高級レストランだったらアレルギー対応するよね。とか、天才シェフだったら卵抜きメニューいくらでも考えられるよね。とか、そんなふうにランク付けしたりもできる。

でも、いざ足を運んで、その場で出されるものが、そのために考えて作ってくださったものだと思うと、なんか泣けてくるんだよね。うれしくて。これができるというのがありがたくて。

本日のメニューはこちら:

リコッタチーズと枝豆とバジルだったっけ。

(*注 メニューキャプションのアーカイブは残っておらず記憶に頼って追記しています)

お魚と北海道夏野菜の包み焼。

パスタ。

焼きとうもろこしのリゾット。

 

さすがにデザートは、卵入っちゃっていますよね。

でも食べたいなー。こんなにおいしいところの、デザートは間違いなく美味しいんだろうなー。ねえ、食べていい? と夫に訊いて、相談しているやりとりを見ていた支配人の方は、一度引っ込んで、卵なしでこれとこれができます。と提案してくださる。

そして、3人分、違うデザートを持ってきてくださる。

 

紅茶のブラマンジェ、ラズベリーソース、だったかと記憶している。

上に載っている泡は、決して卵白から作ったメレンゲではない。

あり得ますか?! すごすぎる。ぜんぶ卵が入っていない、美しいデザート3種。

さらに出てきたチョコレート。

常に支配人がいい位置に立ってさりげない給仕をしてくださる、いわゆるちゃんとしたレストランで、息子は空気を感じたのか、お行儀よくお料理をいただいていた。これはわたしが子に小さなうちから味あわせてあげたいと思っていたこと。

ホスピタリティ、という言葉が自然に出てきた。これこそが、プロフェッショナルなホスピタリティだなと。

楽しかった。心地よかった。ママが満足だってー。よかったねーっ。って、お店を出てから夫と息子が手をつないでにこにこ歩いていた。わたしはまさに充電された気分だった。そのにこにこした気持ちを、わたしはいまでも覚えている。

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追記:2025年のいま読み返すと、母としてもアレっ子家族としても、いまより未開拓であることが伺える。さて、2025年の北海道旅は如何だっただろう。近いうちに書いて上げよう。そしたらここに貼ろう。

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