八重山そばと呼ばれるこの地方の沖縄そば
「八重山」とは、沖縄本島よりさらに南西に下ったところにある島群たちの総称で、石垣島や竹富島を含む12の島で形成される地域を呼ぶ。
八重山そばと呼ばれる、この地方の沖縄そば。違いは麵にある。
沖縄そばとは、主に豚骨とかつおだしで取ったスープに、小麦粉が原材料の麺と、「三枚肉」「ソーキ」と呼ばれる豚肉をとろっと甘辛味に煮たもの、ねぎ、かまぼこ、紅しょうがなどが載った、すっきりした味の温かい麵もの。
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沖縄そばは、地方によって平麺だったりちぢれ麺だったりするみたいだが、八重山そばは丸麺。色は薄く黄色がかったりしているが、太さと食感は五島うどんに近いかなーと個人的に思っている。この黄色が我ら卵アレルギー族をどきっとさせるのだけれど、その原材料を調べてゆくのがわたしの役目。
なんとしてでも食べたいから卵不使用麺の製麺所を突き止めた
そしてかまぼこ。これも、ああ練り物ねー。って溜息が来るんだけれど、いや、なんとしてでも食べたい八重山そば。だからまず、製麺所を突き止めた。発表します。以下の2製麺所さんの麺は2021年4月の時点では原材料に卵は入っていないと伺いました。
1. 荷川取食品さん 卵は使っていないとのこと
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2. 金城製麺所さん 同じ工場内では卵を使った生ラーメンは製造しているとのこと
そして、それぞれの製麺所さんに、麺を卸しているレストランのお店を訊いた。ご親切に教えてくださった店名を検索し、今度は片っ端からお電話して、かまぼこの原材料に卵が入っていないか伺った。
石垣島と竹富島の卵不使用麺と卵不使用かまぼこでいただけるお店
結果、以下のお店がそれぞれの麺を使っておいでのところだった。かまぼこも入っていない、あるいは一緒に煮ているわけではないからいずれにしても入れなければ大丈夫、といったお返事をいただいた。
1: 一休、こまつ、公園茶屋
2:新川食堂、平良商店、R’s Cafe
これらは、天候や体調などでどう変わるかわからない予定と訪れる場所らに、いくつもの候補として持っていたのだが、営業時間の相性もあって、わたしたちの行けたところは次のお店。
3. 島そば一番地 麺は自家製とのこと。卵不使用。お電話をして事情を話したときに、「ぜひいらしてください」と言ってくださった力強い声が忘れられず。時間をやりくりして最終日に寄れたお店。ジューシィも美味しかった。
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4. 八重山 嘉とそば こちらも生の自家製手打ち麺を使用した、海老そばをいただいた。海老カレーのような、担々麺のような、濃いいスープが絡んだ麺は、ラーメンに近いかな。卵不使用。
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5. 食事処かにふ こちらは竹富島!
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麺は卵不使用だったので、ソーキそばとてびちそばをいただきました。かまぼこは卵が原材料に使われていたとのことで、八重山そばは避けたものです。このお店、一般的には魅力あるメニューのラインナップで、ハンバーグやエビフライなどの洋食がいただけるので人気と事前下調べで見ていて、だからこそ衣やつなぎで卵使用率高し。と先発候補には入れていなかったのでした。
しかしながら予め調べていた、卵不使用麺を使っておいでとの下記の2軒は、なんと当日お休みだった!!
そば処 竹の子
Haa-Ya NagomiCafe(ハーヤナゴミカフェ)
緊急事態宣言の合間を縫って行った旅だったので不定休のお店も多かったようです。ので、きゅうきょ道端で調べてお電話してこぎつけたお店でした。またランチ難民になるとこだった。
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キッチン付きのヴィラで地元の食材をたらふくいただく
前出の製麺所の麺は、スーパーで見つけて着いた初日に宿で調理。この石垣島の旅も、民泊でキッチン付きの広いヴィラを借りて、いつでも地元の食材をたらふくいただけるという、外食しなくても大丈夫! な予防線をしっかり張って……いや、食欲を満たして! 楽しんだことは言うまでもなし。せっかくの旅だからゆっくり~欲、よりも、あれもこれも食べ尽くしたい!欲が勝つゆえに、休日の旅中にも皿洗いとなっても気にしない。ふふふ。石垣島でいただける美味しい食材はまた別途掲載します。
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